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「ガンダーラ」(''Gandhara'') は、主に1970年代から1980年代に活躍した音楽グループ、ゴダイゴの代表曲である。 == 解説 == 作詞は奈良橋陽子(英語詞)と山上路夫(日本語詞)、作曲はタケカワユキヒデによる。日本テレビ系ドラマ『西遊記』のエンディング・テーマとして使用された(オープニング・テーマは同じゴダイゴの「Monkey Magic」である)。また、現在でも『世界一受けたい授業』等で使われることがある。ちなみに『世界一受けたい授業』の司会者(校長)は、日本テレビ系ドラマ『西遊記』で孫悟空を演じた堺正章である。 1978年10月に日本コロムビアからシングル盤が発売され、彼らの作品としては最多となる160万枚(オリコンでは85万枚)以上を売り上げた。1979年の年間第6位。 「ガンダーラ」はゴダイゴにとって初の日本語詞曲のシングルで、それまでは全詞英語が当たり前であった。またこのシングルが売れなかったら、ゴダイゴは解散しようという話にまで進んでいたという。 ガンダーラは古代インド地域にあった王国で、この曲の中では「インドにあった理想郷」を意味するという。彼らのバンド名の由来にもあるような、東洋の神秘的な世界への憧れがこの作品にこめられている。このイメージから、テレビ番組等でインド、シルクロード等の風景のシーンに用いられることがある。ただし、現在の領域でいうなら、ガンダーラはインドでは無く、アフガニスタン東部からパキスタン北西部に当たる。 『速報!歌の大辞テン』でタケカワユキヒデが語ったところでは、作詞家の人と話し合って、互いに「エキゾチックな歌がほしい」、「ガンダーラ美術みたいなもの…」と話していたら、「ガンダーラ」がそのままタイトルになったらしい。 西遊記でガンダーラについて歌うということで、その整合性を突っ込まれたらどうしようかと思っていたが、後から三蔵法師がガンダーラへ行ったことがあると知ってタケカワユキヒデは胸をなでおろしたという〔関西テレビ ごきげんライフスタイル よ~いドン! 2013年7月17日放送よりタケカワユキヒデ談〕。 ジャケットでは、ミッキー吉野が猪八戒、タケカワユキヒデが沙悟浄、浅野孝已が三蔵法師、トミー・スナイダーが孫悟空、スティーブ・フォックスは妖怪に扮している。 この年のゴダイゴは人気の絶頂期であった。オリコン・シングルチャートにおいて『ガンダーラ』、『モンキー・マジック』、『銀河鉄道999』の3曲で通算9週間2位という珍記録も残した。 やや遅れて発売されたアルバム『西遊記』には英語ヴァージョンが収録されている。 2007年の24時間テレビでは、西遊記出演者であった夏目雅子を特集することもあり、ゴダイゴ本人により歌われた。 2009年3月24日に行われた、ライヴ『2009 TOKYO 新創世記 第三章』では、1番のみラテン語による「ガンダーラ」が披露された。また2番は日本語であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ガンダーラ (曲)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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